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久しぶりに用語解説です。今回はディフェンスについて取り上げます。
どのスポーツでも、ディフェンスからチームを作ろうとすることは多いようです。理由は簡単、ディフェンスは自分たちで頑張れば効果がすぐ出るのに対して、オフェンスは相手がいるためにうまくいかないことが多いからです。 バスケットでは、ある程度点数は入ります。そのため、自分達のスコアリング能力以上に点数を取られたら勝てないので「ディフェンスをしっかりやって」となるわけです。
ディフェンスの基本は2種類、マンツーマンとゾーンがあります。 マンツーマンは「人を守る」ことが主眼となっています。その名の通り、マッチアップする選手に時にはぴったり付いて、そして時にはルーズに付いて守ります。選手のスタミナと運動能力があれば最適なディフェンスですが、万能というわけではありません。
マンツーマンディフェンスの弱点はファールが多くなること、スクリーンやブロッキングでノーマークを作られやすいこと、そしてディフェンスリバウンドが取りにくいことなどがあります。なにより、マッチアップした相手とミスマッチが起きてしまうことがあるのが最大の弱点かもしれません。
ミスマッチとは、相手の方がが身長が高いとか、相手の方が素早いなどのようにキチンとマッチングしないことを言います。身長のミスマッチはその中でも最悪で、マッチアップしていても身長差がありすぎる(こちらが小さい、相手が大きい)とディフェンスになっていないことになってしまいます。つまりそこからやられまくる可能性があります。
他にも、自分のチームのビッグマンがマッチアップする選手がペイントから遠く離れているところにセットされるとインサイドががら空きになるなんてことも発生します。そのためにボールを持ったらハードに、そうでない時にはルーズにマークしたりするのです。
もうひとつのディフェンスであるゾーンディフェンスは、昨シーズンなぜか89ersの代名詞となっていました。プレーオフで大阪のHCが「仙台の2−3ゾーンの対策だけしてきた」というくらいのもので、大阪も新潟も攻めあぐねていたものです。
ゾーンの特徴は「エリアを守る」というものです。ボールを持った選手が自分の担当するエリアに侵入してきたら一生懸命守って、入ってこなかったら少しゆっくりできます。ゾーンの場合は選手をどのように並べるかで種類が変わります。ナイナーズのゾーンは「2−3」と呼ばれるもので、ガードの2人が前、フロントコート陣が後ろにそれぞれ水平に並んでバランスを取ります。ボールは当然1個しかありませんから、ボールが来たら守ればいいのであって場合によってはボールに対してダブルチーム(ディフェンスを二人で協力してボールキャリアに対して圧力をかける)を仕掛けることもできます。
ここまでだといい話ばかりに聞こえますが、ゾーンの最大の弱点はアウトサイドシュートにとにかく弱いということです。ちょっと外目でオフェンス側がボールをまわすとディフェンスのプレッシャーが少ないのでそのまますっとシュートして入るようだとかなり辛いことになります。それでもインサイドにボールを入れられにくいなどの特徴があるので、ナイナーズの2−3ゾーンは脅威だったようです。
ディフェンスの場合、実はもうひとつ種類があります。それが「プレスディフェンス」と呼ばれるものです。コート全体で当たる「オールコートプレス」自陣内だけ激しく当たる「ハーフコートプレス」などがありますが、これは相手のスローインから激しくプレッシャーをかけてあわよくばボールをスティールしてファーストブレイクに持ち込もうというものです。 プレスには相手チームを混乱に陥れる以外に、ルール上の制限にかけてしまう(つまりバイオレーションでマイボールにしてしまおう)という狙いもあります。
ルール上バイオレーションの可能性があるのは次のようなケースです。
・5秒以内にスローインしなければならない ・ボールを持ったままディフェンスが付いている状態で5秒以内でドリブル・シュート・パスをしなければならない ・8秒以内に相手コートにボールを運ばなければならない ・マイボールになってから24秒以内にシュートしなければならない
プレスディフェンスは抜かれたらあっさり得点されたりスタミナをロスしたりしますが、時々意表をついて仕掛けると大変効果的です。
次回はbjリーグのルールを取り上げることにしましょう。
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