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bjリーグのルール解説、2回目です。今回は一番謎のルールを取り上げたいと思います。
一番の謎なルール、それは「ノーチャージングエリア」でしょう。実はコートをよーく見るとリングの真下に半円が書いています。この半円に内側にディフェンスが、半円の外側にオフェンスの選手がいてプレー中に接触した場合、これは実はディフェンス側のファールが取られることになっています。昨年のオフィシャルブックの説明によると「ゴール下で待ち伏せないルール」なのだそうです。
これが「ノーチャ−ジングエリア」とその扱いなのですが、ちょっと考えてみましょう。ゴール下にゴリゴリとドライブしていってシュートします。そうするとかなりの確率でファールを貰うことができるのです。はっきり言って「オフェンスが最初から有利」なルールとなっています。
しかし、このルールは本当の意味は別のところにあると私は考えています。このルールの最も正しい使い方、それは「相手のエースを葬り去る」ために使うということです。こちらの攻撃のときに相手のエースに対してガンガンオフェンスを仕掛けます。運がよければパーソナルファールを貰うことができるかもしれません。5ファールでファールアウトになるのだから、3ファールになるとまずベンチに引っ込めないといけません。そうすると相手のエースのプレイングタイムを削ることができるのです。また、ファールが増えてくると相手はハードなディフェンスを敷くことが出来なくなります(そうすると更にファールが増えるから)。エースは機能しない、ディフェンスは点取り放題となり、大変有利にゲームを進めることができるのです。
相手のエースをファールトラブルにする→プレーできない(またはディフェンスが甘くなる)→こちらがどんどん有利になる
この循環はルールで「正当」と認められているのだから、どんどん使わなければウソです。こんなことが「フェアじゃない」という人が時々いますが、ルールは活用してなんぼ、来シーズンはどんどん仕掛けて欲しいものです。
ちなみにこの話、アメリカで同じようなネタがあります。
マイケル・ジョーダンが全盛の頃、誰が一番点数を上げさせなかったかを話していた人達がいました。ジョー・デュマース(デトロイト・バッドボーイズのディフェンスのエースだった選手)だとか、ドレクスラー(ポートランドのやはり身体能力に優れたスーパースター)だとか、いろいろ選手が上がりましたが、ある人がボソリと「そんなもん、ディーン・スミスに決まってるだろうが」と言いました。名門ノースカロライナ大学でヘッドコーチをしていた名将は、ジョーダンのプレイングタイムを制限していたのでアベレージ17点ぐらいしか上げさせなかったというのがオチです。つまりどんな凄い選手でも、試合に出なきゃ怖くないという話なのです。
来シーズン、相手のエースに徹底して攻撃を仕掛けるナイナーズを見たいものです。そんな「Mean」なチームを期待しています。
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