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アメリカの大学事情その3
2006年10月14日
アメリカのカレッジスポーツについて書いてきたことの最後です。

アメリカの大学はリクルートをしていい選手を取り、そして活躍してもらうことで大学そのものを経営しています。しかし、優秀な選手になるとはやく次のステージ(当然NBA)へ行きたいと考えます。そのためにエージェント(代理人)が早々にプロ入りして大金を手にできるよう裏で動くことになります。その結果、アーリーエントリーという制度を使って大学を卒業せずにプロ入りしてしまう選手が増えてしまったのです。

才能のある選手は上のステージでプレーすることでより輝きを増すことはよくあることです。しかし実は大学の4年間、ディフェンスの基本的な動きであるとか、下積みの状況で我慢することだとかを学ぶことなくプロ入りしてしまうという弊害が起きてしまいます。今、活躍しているアーリーエントリーでNBA入りした選手を考えると、学生時代の輝きをそのままプロでも見せている選手は実はそんなに多くないことがわかります。最近活躍している選手では世界選手権でベスト5に選ばれたカーメロ・アンソニーぐらいでしょうか。彼も最初はチームにフィットしませんでしたから、NBAがいかに大変なところかが分かります。

攻撃は自身のセンスでどうにかなりますが、守備は地味な反復練習でしか身につかない、それを学ぶのが大学の4年間とも言えます。だからこそ、私は名門大学で4年間頑張ってきた選手を評価します。自分がリクルートされた選手でもウォークオンでも、その競争を勝ち抜きそして選手として活躍したプレーヤーは我慢することを知っているし、規律の重要性を知っているわけですから。ナイナーズは昨シーズン、規律の面で問題を抱えていました。今年の外国人選手はその意味でも私は期待しているのです。

おそらく、今年の選手はタイムアウトのときなどHCの話を聞くときは手を後ろに組んで聞いているかもしれません。カレッジバスケットでは、その姿勢をとることがまず最初に指導されることらしいですよ。
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